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06月24日-05号

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  1. 多治見市議会 1999-06-24
    06月24日-05号


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    平成11年  6月 定例会(第3回)議事日程  平成11年6月24日(木曜日)午前10時開議  第1 会議録署名議員の指名  第2 議第57号 多治見市介護認定審査会の委員の定数等を定める条例を制定するについて  第3 議第58号 多治見市職員退職金支給条例の一部を改正する条例等の一部を改正するについて  第4 議第59号 多治見市中小企業小口融資条例の一部を改正するについて  第5 議第60号 多治見市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正するについて  第6 議第61号 多治見市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正するについて  第7 議第62号 平成11年度多治見市一般会計補正予算(第2号)  第8 議第63号 平成11年度多治見市南姫財産区事業特別会計補正予算(第1号)  第9 議第64号 平成11年度多治見市下水道事業特別会計補正予算(第1号)  第10 議第65号 平成11年度多治見市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)  第11 議第66号 平成11年度多治見市水道事業会計補正予算(第1号)  第12 議第67号 平成11年度多治見市病院事業会計補正予算(第1号)  第13 議第68号 土地及び建物の減額譲渡について  第14 請第 3号 乳幼児医療費無料制度の拡充を求める請願書  第15 議第69号 多治見市監査委員の選任について  第16 議第70号 多治見市公平委員会委員の選任について  第17 議第71号 多治見市農業委員会委員の推薦について  第18 発議第10号 「食料・農業・農村基本法」及び関連施策に関する意見反映の意見書の提出について  第19 発議第11号 新ガイドライン関連法に関する意見書の提出について     (第2から第14まで 委員長報告~表決、第15から第19まで 提案説明~表決)           ---------------------本日の会議に付した事件  議事日程のとおり           ---------------------出席議員(28名)          1番    石田浩司君          2番    各務幸次君          3番    斉藤 潔君          4番    若尾円三郎君          5番    加藤信弘君          6番    宮嶋由郎君          7番    藤田 哲君          8番    岡田智彦君          9番    山口満秋君         10番    伴野誠治君         11番    山本勝敏君         12番    井上あけみ君         13番    水野由之君         14番    中山勝子君         15番    中道育夫君         16番    市原博嗣君         17番    増本喜代光君         18番    松浦文雄君         19番    富田正幸君         20番    若尾靖男君         21番    東山順次君         22番    春田富生君         23番    二和田美枝子君         24番    水野忠勝君         25番    木全迪昭君         26番    松永 務君         27番    森 寿夫君         28番    三宅 昇君           ---------------------説明のため出席した者の職氏名         市長       西寺雅也君         助役       志村稔博君         収入役      岩井 章君         教育長      長谷川泰生君         教育参与     安藤功二君         企画部長     長江松男君         総務部長     江口賢治君         環境経済部長   岡田幸三君         健康福祉部長   横井幹和君         都市計画部長   荒川康利君         建設部長     伊藤正司君         水道部長     深谷幸作君         消防長      渡辺治郎君         病院事務部長   坂崎裕生君         監査委員事務局長 鵜飼信尊君           ---------------------職務のため出席した事務局職員         事務局長     三品正則         書記       高橋明夫         書記       大嶋良弥         書記       鈴木貴宣           --------------------- △開議     午前10時9分開議 ○議長(水野忠勝君) これより、本日の会議を開きます。           --------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(水野忠勝君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、13番 水野由之君、14番 中山勝子君の両君を指名いたします。           --------------------- △発言の取り消しについて ○議長(水野忠勝君) お諮りいたします。19番 富田正幸君から、去る21日の一般質問における「●●●●」の発言を取り消したい旨の申し出がございました。 また、7番 藤田哲君から、22日の一般質問における「●●●●●●●」の発言部分の取り消しの申し出がございましたので、会議規則第64条の規定により、取り消しの許可をすることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、発言の取り消しについて許可することに決しました。           --------------------- △第2 議第57号から第14 請第3号まで ○議長(水野忠勝君) この際、日程第2、議第57号から日程第14、請第3号までを一括議題といたします。           ---------------------                  〔議案掲載省略〕           ---------------------              総務常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第 102条の規定により報告します。                   記事件番号件名議決結果議第58号多治見職員退職金支給条例の一部を改正する条例等の一部を改正するについて原案可決議第60号多治見非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正するについて原案可決議第61号多治見消防団員等公務災害補償条例の一部を改正するについて原案可決議第62号平成11年度多治見市一般会計補正予算(第2号)(所管部分原案可決議第63号平成11年度多治見市南姫財産区事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議第68号土地及び建物の減額譲渡について原案可決  平成11年6月11日  多治見市議会議長 水野忠勝様                           総務常任委員長 中道育夫           ---------------------             経済建設常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第 102条の規定により報告します。                   記事件番号件名議決結果議第59号多治見中小企業小口融資条例の一部を改正するについて原案可決議第62号平成11年度多治見市一般会計補正予算(第2号)(所管部分原案可決議第65号平成11年度多治見市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議第66号平成11年度多治見市水道事業会計補正予算(第1号)原案可決  平成11年6月14日  多治見市議会議長 水野忠勝様                         経済建設常任委員長 山本勝敏           ---------------------              文教常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第 102条の規定により報告します。                   記事件番号件名議決結果議第62号平成11年度多治見市一般会計補正予算(第2号)(所管部分原案可決  平成11年6月15日  多治見市議会議長 水野忠勝様                          文教常任委員長 増本喜代光           ---------------------              厚生常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第 102条の規定により報告します。                   記事件番号件名議決結果議第57号多治見介護認定審査会の委員の定数等を定める条例を制定するについて原案可決議第62号平成11年度多治見市一般会計補正予算(第2号)(所管部分原案可決  平成11年6月16日  多治見市議会議長 水野忠勝様                          厚生常任委員長 市原博嗣           ---------------------             厚生常任委員会請願審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第 135条の規定により報告します。                   記事件番号件名議決結果請第3号乳幼児医療費無料制度の拡充を求める請願書継続審査  平成11年6月16日  多治見市議会議長 水野忠勝様                           厚生常任委員長 市原博嗣           ---------------------              閉会中継続審査申出書 本委員会は、審査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定しましたので、会議規則第 103条の規定により申し出ます。                   記1、事件  請第3号 乳幼児医療費無料制度の拡充を求める請願書2、理由  引き続き慎重な審議を要するため  平成11年6月16日  多治見市議会議長 水野忠勝様                           厚生常任委員長 市原博嗣           ---------------------            下水道建設特別委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第 102条の規定により報告します。                   記事件番号件名議決結果議第64号平成11年度多治見市下水道事業特別会計補正予算(第1号)原案可決  平成11年6月17日  多治見市議会議長 水野忠勝様                        下水道建設特別委員長 松浦文雄           ---------------------            市民病院運営特別委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第 102条の規定により報告します。                    記事件番号件名議決結果議第67号平成11年度多治見市病院事業会計補正予算(第1号)原案可決    平成11年6月18日  多治見市議会議長 水野忠勝様                     市民病院運営特別委員長 二和田美枝子           --------------------- ○議長(水野忠勝君) これより、委員長の報告を求めます。 最初に、総務常任委員長 中道育夫君。   〔総務常任委員長 中道育夫君登壇〕(拍手) ◆総務常任委員長中道育夫君) それでは、総務常任委員会審査報告を行います。 去る6月10日の本会議において付託されました6議案を審査するため、11日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果については、お手元の審査報告書のとおり、6議案ともに全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 それでは、審査の過程で質疑のありました主な内容について簡単に報告いたします。 最初の、議第58号については、特に質疑はありませんでした。 次の議第60号についての質問は、坂下町は消防団員の報酬を個人へ支給しているとの新聞報道があったが多治見市はどのような扱いをしているのか、また、現在の支給方法に問題はないのかとのことでありました。これに対し、消防団員の年報酬は各団員から消防団長に受け取りの委任がなされているため、消防団長が一括して受領し、各団員に支給している。昨日の消防分団長の会議でも、坂下町のことも話題になったが、特に直接個人に渡さなければならないというような発言はなかったとの答弁がありました。 次に、議第61号については質疑はありませんでした。 次に、議第62号ですが、本会議の質疑の中で、まちづくり支援事業について新規の申請には5万円、それ以外のものには50万円という説明がありましたが、その対象とする事業と選定基準はどのようかとの質問がありました。これに対し、審査対象は、だれもが安心して暮らせる魅力的な町を目指す事業とし、選定の基準は実際に具体的な活動をしている事業から優先して支援をしてきた。今後は専門の審査員を選出し、公開審査を行うことによって選定基準に客観性を持たせたいとの答弁がありました。 次に、老人クラブ活動助成費についての質問で、毎年申請する書類の様式が変わるために、老人クラブ会計担当者が大変だと聞いた、毎年こういう様式で出しなさいという県からの指導があるために変わるのか、それとも多治見市の申請様式が変わるためなのかとの質問がありました。これに対し、補助金の申請は市の補助金交付要綱に基づいて行っており、申請の様式は県の補助要綱の対象事業内容や事業費に沿って書かれている。前回、要綱の改正をした際、内容がよくわかるように、それ以前の様式と若干変えたためではないかと思うとの答弁がありました。 次に、地図情報システムについて、今やらなければならない理由は何か、また国の指導があったのかとの質問がありました。これに対し、市情報の電算化の現状は、単純計算のようなものは済んでいるが、戸籍の電算化と地図情報の電算化が大きな仕事として残っている。特に地図情報は航空写真の情報を地番とともに市内の全地図に落とす作業を急がなければ次の都市計画や上下水道及び防災や福祉への活動の段階へ進めないという問題がある。また、電算化に関する国の指導はないが、国自体が電算化に向かっており、他市において有効であることが判明したため、平成11年度から特別交付税の対象になったとの答弁がありました。 次に、債務負担行為の補正について公共用地先行取得事業の北丘1丁目の用地はどのような目的で取得するのかという質問がありました。これに対し、市は1校下1公民館という方針を持っているが、この地域に現在公民館がなく、近い将来に根本公民館が必要になると考えている。このたび、この土地を手放したいという話があり、将来適地を探すのに大変苦労することが予測されているので、今回、債務負担をお願いしたとの答弁がありました。 次に、議第63号についてですが、今回補正に挙がっている東濃セキュリティーの警備内容はどのようなものかとの質問がありました。これに対し、不審者が窓を破って侵入すると、警備会社のモニターに通報され、すぐに対応が可能なため、不審者の侵入を防ぐことができるようになるとの答弁がありました。 次に議第68号についてですが、本会議の質疑の中で将来的なことは、その都度協議してやっていくとの答弁があったが、例えば建てかえや他の用途に使うなどを予測して協定を取り交わさないのかとの質問がありました。これに対し、土地は2分の1を共有する形になるが、建物は今のところ区分所有の移転方式を採用したい。区分所有権の登記を行うと当然建物の区分所有等に関する法律が適用されることになり、法律以外のことは規約で定めることになっているので、今後、当事者間の協議で決めることになるとの答弁がありました。 以上、11日に開催した総務常任委員会の主な審査報告といたします。よろしく御審議、御議決賜りますようお願い申し上げます。(拍手) ○議長(水野忠勝君) ただいまの報告について質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、経済建設常任委員長 山本勝敏君。   〔経済建設常任委員長 山本勝敏君登壇〕(拍手) ◆経済建設常任委員長山本勝敏君) おはようございます。 去る6月10日の本会議におきまして本委員会に付託されました4議案を審査するため、14日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、4議案とも全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 それでは、審査の過程におきまして質疑のありました主な内容について御報告いたします。 最初に、議第59号 多治見市中小企業小口融資条例の一部を改正するについては、滞納は融資を申し込む以前の問題だが、過去の申し込みでこれに抵触することがあったのかとの質問に対しまして、これまでは市民税の納税証明書のみを添付しており、過去保険料などの滞納については調査していない。しかし、今回の行政改革で、ほかの融資について、例えば中小企業の運転資金や勤労者の生活資金などを各課に調査依頼すると、税などで滞納のある者が若干みられる、今後は返済能力をみるという点からも融資が計画どおり償還されることが正常な返済と考えるので、文書で定めることとしたとの答弁がありました。 次に、法人の場合、代表者に滞納があれば基本的にだめということかとの質問に対しまして、当然法人の滞納がないことが条件となる、また連帯保証人が代表者を含め2名以上いるという要件になっており、信用のある市内の居住者という規定があり、信用という意味でやはり連帯保証人にもこういった情報を参考としたいとの答弁がありました。 次に、行政改革大綱にある滞納者に対する行政サービスの制限から出てきたものかとの質問に対しまして、今回の改正の考えは、ごく普通に納税もしくは納付いただいた方に市のサービスを提供するもので、そういった流れから出ているとの答弁がございました。 次に、県下でこういった申し込み資格の制限を設けているところはあるかとの質問に対しまして、条例で明確化したのは当市が初めてであるとの答弁がありました。 次に、そのまま運用されると大変厳しいが、弾力的な運用を考えているかとの質問に対しまして、本会議で総務部長が説明したとおり、分納誓約をしていただき、担当の収納課長が誠実な履行を認めれば検討していくことも考えており、できる限り多くの方に利用していただけるようなシステムにしていきたいとの答弁がありました。 次に、高山や大垣に比べ、本市では利用が少ないがその理由はとの質問に対しまして、この地域は伝統的に利用が少なく、特に地場産業である陶磁器産業の利用が少ないとの答弁がございました。 利用率が低いが廃止の議論はしていないかとの質問に対しては、現在のところ議論はしていないとの答弁がありました。 ここで、地場産業の利用を上げるとか、現在の制度が合わないようなら変えていくような議論の場をつくってほしいとの要望がありました。 次に、議第62号 平成11年度多治見市一般会計補正予算(第2号)所管部分について御報告いたします。 項目ごとに報告いたします。 まず、高齢者交通安全モデル地区については、モデル地区はどう考えているかとの質問に対しまして、総務庁から委託を受け、多治見市全体を対象としているが、南姫地区において高齢者交通安全の推進大会を開催したので、この地区を重点として他地区の高齢者にも参加していただきたいとの答弁がありました。 次に、ISO取得準備については、認証取得の目標年度について質問があり、取得宣言から1年半が標準的な期間なので、もし今年度中に取得宣言があれば、それから1年半で認証を得たいとの答弁がありました。 次に、ごみ減量・リサイクル対策及び分別細分化実施準備については、分別細分化の開始時期について質問があり、完全実施は平成12年4月1日が目標であるとの答弁がありました。 次に、ごみステーションの数を減らしていく計画があるかとの質問に対して、可燃ごみについては現在の 2,500カ所を維持し、資源ごみについては 500カ所程度が限度であるという答弁がありました。 現在のごみステーションについて増やしてほしいとか、この場所はやめてほしいといった要望を調査しているかとの質問には、住民の意向調査は実施していないとの答弁がありました。 次に、23分別を 500カ所で日にちを決めてやるのは無理ではないか、いつでも住民が出せるようなシステムでなければと思うがどうかとの質問に対しては、分別の数が増えるからといって各家庭のごみが増えるわけではない、分別により家庭でのストックヤードが増えるのではという心配については、缶・金属の日に紙・布類を、瓶の日にプラスチック類をあわせて収集しようと考えており、各家庭では金属の日に出す資源ごみと瓶の日に出す資源ごみの2分別にしておいてもらい、ごみを出す日にステーションのその場で指定の容器に分けてもらうという方法を考えているとの答弁がありました。 次に、ステーションのその場で23分別しなければならないのかとの質問には、缶の日と瓶の日に出す品目はそれぞれ違うので、ごみを出す日に持っていく数はそれほど多くはならないとの答弁がありました。 次に、ステーションに置かれた収集容器は常時設置しておくのかとの質問に対しては、現在のモデル地区で行っているのは前日の夕方に持っていき、翌日の朝セットし、その日の午後回収するという方法をとっているとの答弁がありました。 次に、ウエルカム2000についてですが、行事の内容は県の企画を受ける形なのか、それとも多治見市として内容を決めて応募したのかとの質問に対して、実施主体は商店街連合会で企画を詰めて申請しているとの答弁がありました。また、企画について、市としてはどうこうする段階ではないかとの質問に対しては、商店街連合会からの企画を補助事業として事前調査の対象としているとの答弁がありました。 次に、三の倉里山ゾーン整備についてですが、3年計画だが、最終的な案はできているかとの質問に対して、市民や地域の方と市も含めて委員会を設置し、進め方を議論したい、概算3カ年で 930万円程度になるとの答弁がありました。このほかに、この委員会はワークショップ方式で行うこと、都市公園にする予定はないことなどの答弁がありました。 次に、公園の整備について、市外の業者は入っているかとの質問には、今までは市内の業者で十分対応できたとの答弁がありました。また、市外にも優秀な造園業者があり、そういった業者を入れる考えはないかとの質問に対しては、メンテナンスを含め、すぐに対応できるような地元の業者を入れていきたいとの答弁がありました。 次に、JR小泉駅北側線改良についてですが、詳細の説明が求められて、建物の移転が2棟、土地については3地権者から購入をしたいとの答弁がありました。また、完成目標は平成16年かとの質問には、主要事業計画ではそのようになっている、用地費が 3,200平米で約4億円、補償費が15件で6億円、調査費等が 400万円ほどであり、合計10億 400万円ほどの計画であるとの答弁がありました。 このほかに、踏切を越えたところに信号がつくこと、現在の踏切は閉鎖し、クランクの道は残ることなどの答弁がありました。 次に、住宅マスタープラン策定事業については、国と県から補助金が出ているが、国や県の指示によって行うことになったのか、それとも多治見市が積極的に取り組むことにしたのかとの質問には、多治見市として補助金制度を活用して行うものである旨の答弁がありました。 国京の第2期工事はどうなっているかとの質問に、今年は移転した住宅の解体工事を予定しており、第2期工事についてはマスタープラン策定が終了するまで中断することになるとの答弁がありました。 次に、市営住宅は築後年数がたち、修繕の要望が多々あるが、財政事情によりできないものもあるのではないかとの質問には、修繕の要望は確かに多い、軽微なものについては職員でもできるが、大きなものについては業者により修繕費のうちで対応しているとの答弁がありました。 昨年4月から家賃の算定方式が変わり、数年間は家賃収入が減る計算だが現状はどうかとの質問には、収入方式に切りかわったため、3分の2近くの方が下がっている、経過年数計数が1年ごとに落ちていくため、その分減額になるとの答弁がありました。 ここで、修繕の要望にこたえるためには資金が必要で、資金の確保のためにも家賃算定について十分検討をしてほしいとの要望がありました。 次に、中国古陶器について、多治見市と山本氏との関係、寄贈点数、文化的な価値を教えてほしい、また作品を展示し市民に見ていただく考えはあるかとの質問には、市内の丸栄というタイル商社の取引先が山本氏で、タイルと中国古陶器とのコレクションをしており、この方が高齢になったため、資産の散逸防止を希望しており、丸栄を通じて多治見市へ寄贈という話があったことによる。平成7年より過去4回にわたり 417点の寄贈があった。文化的価値については文化財ではないが、中国の明や宗の時代の作品もあり、貴重な資料と考えている。平成7年に山本コレクション展を開催した後は展示などをしていないが、何らかの形で市民の方に見ていただく機会が必要と思っているとの答弁がありました。 このほかに、土合橋の整備についても質疑がありました。 次に、議第65号 平成11年度多治見市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)及び議第66号 平成11年度多治見市水道事業会計補正予算(第1号)については、質疑はありませんでした。 以上で報告を終わります。(拍手) ○議長(水野忠勝君) ただいまの報告について質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、文教常任委員長 増本喜代光君。   〔文教常任委員長 増本喜代光君登壇〕(拍手) ◆文教常任委員長増本喜代光君) おはようございます。 文教常任委員会の審査報告をさせていただきます。 去る6月10日の本会議において本委員会に付託されました議第62号 平成11年度多治見市一般会計補正予算(第2号)所管部分についてを審査するため、15日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、全員一致で原案どおり可決するものと決しました。 それでは、審査の過程において質疑のありました主な内容について御報告いたします。 最初に、適応指導総合調査研究事業費について聞くが、現在市内では不登校生徒が 160名いるとの説明があったが、この数字は増える傾向にあるのか、減る傾向にあるのか、また横ばいなのか、その実態を説明願いたい。また、現在までの不登校生徒に対する指導をどのように評価しているのかとの質問に対して、現在小中学校合わせて不登校生徒・児童は 164名いる、この数字は文部省が統計をとっている年間30日以上の欠席該当者である。また、指導と評価については多治見市が今までにとっている方策の効果については個々の事例について、今までほとんど学校へ来れなかった子供がさわらび学級あるいは学校へ来るようになったという報告を幾つか受けており、効果があったものと認識している。しかし、多治見市全体としては年々不登校児童・生徒が増加している。これは全国的に見ても同じような傾向である旨の答弁がありました。 次に、現在不登校予備軍と言われる子供たちの存在が想像されるが、その現状と対策はどのようになっているかとの質問に対して、それぞれの学校で不登校が心配される児童・生徒はかなりいる。まず第1点はほほえみ相談員の対応によって、子供たちの心理的な不安はかなり軽減されていると思う。学校での指導については、教育相談員の市全体の研修会を持ったり、不登校児童を抱える担任教師とさわらび学級の職員との懇談会を設けたり、研修会を開いているが、現実には効果が上がり人数が減っていくという状況ではない旨の答弁がありました。 次に、民間でも不登校児童に対する会合を行うといった動きが出てきたようだが、これに対して市はどのように考えているのかとの質問に対して、民間というか、いわゆる保護者の方がフリースクール的な考えから、それぞれの学区でやってみえるケースは都市部においてはあると聞いているが、多治見市においては現在のところはない。また、フリースクールについては、我々としては非常に緊急避難的にやむを得ないものとは思うが、これを公的に認めて私立学校的な位置を与えるということについては十分でないかもしれないが、我々に任せてもらいたいと思う。また、普通教室に戻れないかもしれないが、養護教員が担当するとかで対応を図っていきたいとの答弁がありました。 次に、現在不登校生徒の中には、学校へ行かないで、児童館等の公共施設を利用していると聞いているが、今回の調査研究に関しても公共施設での利用も考慮に入れてもらいたいがどうかとの質問に対して、児童館へ行くことができる、つまり家庭から出られるということは好ましい段階であるととらえており、指摘のような事例もあるので、今後研究の中でそういった方向についても検討していく旨の答弁がありました。 次に、多治見中学校の校舎建てかえについて伺うが、特別教室のある校舎は残すことになっているが、今回の建てかえに伴って、その改装をどの程度考えているかとの質問に対して、残す特別教室については外装の吹き付け仕上げ、吹き直しと中庭へ出るバルコニーに出るために廊下の壁を取って建具に入れかえる。なお内装については現在のところ特に予定はないが、余り不つり合いということが生じれば設計の内容を見直して行いたいと思うが、進捗状況を見合せながら対処したいとの答弁がありました。 次に、建てかえ計画の中に雨水利用と太陽光発電があるが、雨水利用ではトイレでの使用は考えているか、また太陽光発電については予算額は幾らか、償却期間はどれほどかとの質問があり、雨水の利用では、あくまでも樹木への散水ということであり、設備費、水質管理の費用が膨大にかかることから、トイレでの使用は考えていない。太陽光発電については予算はおおむね 6,000万から 7,000万の範囲であり、償却期間は20年から30年の範囲だろうと考えている。また、この太陽光発電で節電できる金額は66万円を見込んでおり、おおねね36%の節約になるだろうと考えており、それに伴い環境効果の面については地球温暖化の炭酸ガスが年間 3.4トンの削減ができ、熱帯雨林 1,226平米の量に相当することと、石油消費量に換算すると1万 420リットルの石油が節約できるというように試算しているとの答弁がありました。 次に、道徳性を培う事業の補正について、教材はどういったものを活用するのかとの質問に対して、今考えているのは研究委託を受けたことにより、特に今までの幼稚園の教育活動を変えるということは考えていない。今までの教育活動を生かしながら道徳性を培うにはどんな視点から見たらいいのか、どんな活動をさせたらいいのかということで考えており、1つは保護者、地域を巻き込んだ活動にしていきたい。もう1つは今の教育活動を道徳性を培うという観点からもう一度見直してみるというのが大きな柱であり、特にこのために新しいことを始めることは考えていない旨の答弁がありました。 次に、教職員の研究活動費ということで、インターネット、ホームページ開設費についての質問に対して、教育研究所にデジタルカメラ2台を購入するものであり、時期は多少ばらつきはあるが、パソコン推進委員会の協力を得て順次それぞれの学校にホームページを開設していきたい旨の答弁がありました。 以上で、文教常任委員会の審査報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(水野忠勝君) ただいまの報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、厚生常任委員長 市原博嗣君。   〔厚生常任委員長 市原博嗣君登壇〕(拍手)
    厚生常任委員長市原博嗣君) それでは、厚生常任委員会の審査報告をいたします。 去る6月10日の本会議におきまして、本委員会に付託されました1請願、2議案を審査するため、16日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、請第3号については閉会中の継続審査とする動議が提出され、全員一致で閉会中の継続審査の申し出をすることに決しました。他の2議案につきましては、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 それでは、審査の過程におきまして質疑のありました主な内容につきまして、簡単に御報告いたします。 最初に、請第3号について、基本的には賛成であるが、ただ、就学未満児までということで今回の請願は出されているが、市の財政も逼迫して大変な中で、就学未満児までということになれば、本市での対象人数はどのくらいで、財政的には市にどれくらいの負担がかかるのか質問があり、これに対して、2年間増やした場合の市の持ち出しは1億 1,798万 5,075円で、子供の数は3、4歳までで 2,225人が現状にプラスされる。また、5歳までということになると、さらに 1,000人がプラスされると考えている旨の答弁がありました。 次に、市の今の財政状況の中で、そのような金額が増えることになるのだが、この状況をどう考えているのか質問があり、これに対して、本市でも当然1億から1億 5,000万円規模の予算を立てることになれば、ある程度大型事業の見直しとか行政改革の中で住民に本当にふさわしい事業としてやっていくことは何かということを考えることによって、この予算は十分に捻出することができると考えている旨の答弁がありました。 次に、少子化対策として、この乳幼児医療費無料制度は効果があるというふうにこの中には書かれているが、本当にこの医療費無料制度が少子化の歯どめになるかということには疑問に思うのだが紹介議員はどのように考えているのか質問があり、これに対して、今医療費が年間で9年度は1人当たり4万 5,076円、10年度では4万 8,891円、11年度では5万 3,027円と聞いているわけだが、大体8%ぐらい毎年のように医療費が値上がりしているそうである。そういう中で1人目の子供にかなり経済的負担がかかれば、当然2人目以降の子供について、若い夫婦は所得も余り多くないので、控えていくということが考えられるということで、そういう環境を整えることで、2人目、3人目の子供を産もうと考える若い両親が増えてくるのではないかと考えている旨の答弁がありました。 次に、議第57号について。具体的にこの委員の仕事の流れとしては、コンピューターの判定を見て、かかりつけ医師の意見を聞いて、それでいいのかどうかを判断していくものであるのか質問があり、これに対して、まず第1次判定については、訪問調査員が直接面接調査を行う、それが85項目ある。それとともに、その調査の時に特記事項等の調査がある、そして85項目についてコンピューターによる判定を行う。第2次判定については、コンピューターによる判定と主治医の意見書と特記事項により判定を行う。調査の段階では聞き取り調査だけであるので、特に医学に関することについては第2次判定の中で行うことになる旨の答弁がありました。 次に、この審査会の委員は、対象となる方とじかに接することなく判定をしていくことになるのだが、委員とは別にその方たちは必ず審査の場に参加することになっているということなのか質問があり、これに対して、審査委員の研修については、本議会で本案が通ればすぐに研修に入っていきたいと思っており、審査委員自身もある程度の状態像は把握できていくものと考えている。また、審査会については、必要があれば意見を求めることができるとなっているので、常時ということではないが、審査会において必要があれば、家族、本人、その他関係者から意見を求めることができることになっている旨の答弁がありました。 次に、審査委員は4グループ、6人ずつということであるが、公平さを期すためには、委員の入れかえが必要になってくると思うが、そのシステムについてはどう考えているのか質問があり、これに対して、審査委員の任期は2年となっているが、3カ月ごとに合議体の所属を変更することができるということになっている旨の答弁がありました。 次に、介護認定審査会の認定方法について、本人の状況も非常に大事であるが、家庭状況も大きなウエートを占めるのではないかと思う。家庭の状況も一律ではないので、そういう項目も審査の対象に入っているのか質問があり、これに対して、調査項目については、全国一律の基準であり、家族の状況や家庭環境については、第1次の基礎調査では全く考慮の対象とせず、あるがままの本人の姿を調査することになる。ただし、審査が終了して要介護度が決定すると、その方に合ったケアプランを作成することになり、そのときには家族状況とか家庭環境について把握していくことになっている旨の答弁がありました。 次に、議第62号について。心身障害者社会参加促進事業費ということで、はだし工房の運営補助について、県の基準に達していないため市の単独事業でとのことだが、どのような状況で県の基準に達していないのか、また、それにもかかわらず市の単独で補助しようと決定した経緯について質問があり、これに対して、補助の件については市と施設とで委託契約を結ばなければならないが、本年度は委託ができなかったために、市の単独補助としたものである旨の答弁がありました。 次に、総合福祉センターに車いす式入浴装置1基を購入するために 947万の補正が計上されているが、この1基の金額が非常に大きいように感じる。このような機械を購入する場合には、各社を比べながら、性能がよくて金額もできるだけ安いものを購入する努力はしているのか質問があり、これに対して、安全性や湯の保温の快適性、湯の殺菌性も考慮しなければならない。福祉器具はまだこれから出てくるだろうと予想されるが、需要そのものが少ないので、このような価格になっている状況である。これから契約等の事務を進める上で、そのあたりも十分に考慮していきたいと考えている旨の答弁がありました。 次に、災害弱者情報対策事業費の 510万円について、FM-PiPiで災害情報を流すとのことだが、番組を聞いていると非常に若い人向けであり、とても65歳以上の独居老人が聞く番組構成にはなっていない。PiPi専属のものならばよいが、他の局も受信できれば他局の番組を受信してしまう場合もある。そこで、配布するラジオはPiPi以外も受信できるものなのか質問があり、これに対して、FM-PiPiを単独で聞ける機器はあるが、これは乾電池方式であり、電池が24時間程度しかもたないので毎日電池をかえる必要がある。このため、これは除外した。そこで、現時点ではFMラジオにFM-PiPiの76.3というシールを張って、市の職員2人が1組で各家庭を回ってセッティング等について説明をしながら聞いていただくようにしていきたいと考えている旨の答弁がありました。 次に、福祉苦情調整委員会は、福祉オンブズパーソン的な役割を果たすということで評価をするわけだが、市がある程度予算を出しているところや、土地を提供しているところに対しては、勧告等もしやすいと思うのだが、そうでない部分に対しては若干苦しいのではないかと思う。委員会ができることは非常に喜ばしいのだが、その点をどのようにカバーしていくのか質問があり、これに対して、まだまだこれからであるが、基本的にはサービス事業者に対して積極的な協力を呼びかけていくというスタンスしかとっていない、したがって他市の状況も勘案しながら整備をしていきたいと思う旨の答弁がありました。 次に、池田荘の取り壊しについて、現在の土地所有者はだれであるかということと、入り口の幅は現在どのくらいあって、どのくらいに広げるのか、また復旧は生け垣にするのかどうか質問があり、これに対して、土地所有者は宗教法人神明神社と隣接する大仙寺である。また、進入路は現在普通車が通れるくらいの幅員しかなく、少し奥へ入った入り口付近にブロック等があるために重機が入れない状況であるので、そのブロックの取り壊しとお寺の土地境界の植栽の補償を行うものである旨の答弁がありました。 以上で、厚生常任委員会の審査報告といたします。よろしくお願いいたします。(拍手)           --------------------- ○議長(水野忠勝君) ただいまの報告について質疑はありませんか。 28番 三宅 昇君。 ◆28番(三宅昇君) 委員長、ちょっとお尋ねしますよ。 あなたのご報告の中に、就学前までの児童に医療費を無料にした場合の市の負担の関係で金額をおっしゃったわけですが、今まではその費用の半分を岐阜県が負担、半分をたしか市で負担してみえると思います。さっきの報告にありました費用の負担につきまして、就学前までになった場合は、県費ね、岐阜県が今までどおり2分の1を負担した場合の市の持ち出しの金額ですか、それとも市が全部やった場合の金額ですか、どういうふうに認識していらっしゃいますか。それだけ、よろしくお願いします。 ○議長(水野忠勝君) 16番 市原博嗣君。 ◆厚生常任委員長市原博嗣君) 三宅議員の御質問にお答えをいたします。 市単独分で1億 1,798万 5,075円ということでございます。   〔「わかりました」と呼ぶ者あり〕           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 厚生常任委員長から、目下委員会において審査中の請第3号 乳幼児医療費無料制度の拡充を求める請願書については、会議規則第 103条の規定により、お手元に配布いたしました申し出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。請第3号 乳幼児医療費無料制度の拡充を求める請願書については、委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査に付すことに御異議ありませんか。   〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。 継続審査に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(水野忠勝君) 起立多数であります。よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付すことに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、下水道建設特別委員長 松浦文雄君。   〔下水道建設特別委員長 松浦文雄君登壇〕(拍手) ◆下水道建設特別委員長(松浦文雄君) それでは、下水道建設特別委員会の審査報告をさせていただきます。 去る6月10日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議第64号を審査するため、17日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、全員一致で可決すべきものと決しました。 それでは、審査の過程におきまして質疑のありました主な内容について、簡単に御報告いたします。 最初に、管渠布設事業について、補正予算の部分はどの地域が入っているかの質問に対し、今回予定している地域は大原町5、6、7丁目で、延長 711メートルと、旭ケ丘10丁目の一部を予定している旨の答弁がありました。 次に、現在の下水道の普及率、未整備地区はどれくらいか、また市之倉地区、愛岐パークへの見込みについての質問があり、これに対して、現在の整備率は3月末現在で65.5%、処理区域内の水洗化率は85.7%である、市之倉地区愛岐パークについては、平成14年をめどに国道 248号線の西側を予定している管渠布設事業については、第8次下水道整備7カ年計画で平成14年度までとなっており、それ以降についてはまだ確定しておらず、緊急下水道整備特定事業がなければ通常の事業ということで順次整備を進めていくことになる旨の答弁がありました。 次に、小泉町6、7、8丁目で、小泉小学校、中学校の前を通る道路はまだと聞いているが計画はどうなっているかの質問があり、これに対し、学校前は布設済みである。県道までの間は道路改良の計画があり、それに合わせて布設する旨の答弁がありました。 次に、共栄地区については、高田地区で工事を行っているが、小名田地区や小滝、東栄町を含めて今後の見通しはどうかとの質問があり、これに対し、共栄地区については平成14年度までに整備したいと思っているが、県道多治見八百津線に一部拡幅計画があり、下水道管渠についてもその拡幅に合わせて埋設したいと考えている。県道の拡幅工事が早く進めば、それに合わせて進めていきたいと考えているので、県と調整していくつもりである。小滝については後になる旨の答弁がありました。 次に、水処理は4系列から5系列になると聞いたが、これは何戸くらいの処理能力があるかの質問があり、これに対して、平成27年度1人1日の最大汚水量を決めて施設整備を行っているが、概算ではあるが約2万人分の処理が可能になる旨の答弁がありました。 次に、大型団地希望ケ丘の水処理施設が時期が来て市の下水へお願いするといった話が出てくるが、どのように対応するのか質問があり、これに対して、希望ケ丘、小滝については、第5期の事業計画に取り込んでいきたい旨の答弁がありました。 以上で、本委員会の審査報告といたします。よろしくお願いをいたします。(拍手) ○議長(水野忠勝君) ただいまの報告について、質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、市民病院運営特別委員長 二和田美枝子君。   〔市民病院運営特別委員長 二和田美枝子君登壇〕(拍手) ◆市民病院運営特別委員長(二和田美枝子君) おはようございます。 これより市民病院運営特別委員会の審査報告を行います。 去る6月10日の本会議において付託されました議第67号について審査するため、18日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 それでは、審査の過程で質疑のありました主な内容について、簡単に報告いたします。 初めに、マスタープラン策定の時期について質問があり、これに対して、マスタープランの策定については、発注から完成までを11年度で予定しており、本年度の3月末には完成するスケジュールである。中身については病院の性格づけの検討をするわけだが、多治見市における人口あるいは年齢構成、疾病の構造等の分析をし、地域の中で果たすべき役割等を主に検討するものである。したがって、その他としては、病院の規模、機能の策定、現有の施設における構造上、管理上の問題点の洗い出し、土地利用の計画、建設設計図の作成、建設事業に対する資金計画の策定、病院新築後の経営計画の策定といったものを11年度の末までに策定したい旨の答弁がありました。 次に、新築の時期のめどはいつごろか質問があり、これに対して、マスタープランを11年度に策定し、主要事業に上げてあるように平成12年度ではマスタープランの結果を見て、市民による市民委員会同様の組織をつくり、その場で議論、提言、意見を受けながら検討していきたいと思っている。それを終えた段階で平成13年度には第5次総合開発計画が策定されるので、5次総に向けて何らかの形で頭出しができたらと考えている。建設の時期については今ここではっきりと言えないのが現状である旨の答弁がありました。 次に、新築された後の医療スタッフについてどのように考えているのか質問があり、これに対して、市立病院と県病院との機能のすみ分けという意味からすれば、スタッフが多く要る分野のものは当然不採算であり、そういうものは県立病院の方が2次医療で中津川までの中でやってもらうことになるので、そういうことを除いた分野、それの中でそれなりに市民病院としての役割を果たすだけのスタッフというのは現状でも可能であるし、今後もそういうことの支障を生じないようにするのが関連病院と大学の関係をつなぐ院長としての役割であろうと考えている旨の答弁がありました。 次に、マスタープランを策定するに当たって、ターミナルケア、ホスピス機能、また介護保険が導入された後の市民病院のあり方についてどう考えているのか質問があり、これに対して、マスタープランをつくるに当たっては、市民委員会で調査研究をしていただいた結果を十分に反映していきたいと思っているので、その提言の内容についてはいろいろあるが、端的にいえば予防医療、急性期医療、慢性期医療、終末期医療の4つを段階的にシステムを確立していきたい。総じていえば総合医療センターとなる多治見市民病院にしていきたい。介護保険が発足して当病院としても、そういった療養型の病床群は考えていかなければならないことは当然である。そういった分野については慢性期医療という形の中でサービス提供をしていきたい旨の答弁がありました。 次に、マスタープラン策定に当たって、建設位置についての指示もなされるのか質問があり、これに対して、立地の条件も策定の中で明らかにされるものと思う旨の答弁がありました。 以上で本委員会の審査報告といたします。よろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長(水野忠勝君) ただいまの報告について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           --------------------- ○議長(水野忠勝君) それでは、これより討論を行います。 討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 12番 井上あけみ君。   〔12番 井上あけみ君登壇〕(拍手) ◆12番(井上あけみ君) 市民ネットワークとしまして議第62号 一般会計補正予算に賛成の討論を行います。 今回の補正予算は、改選後の本格予算であるとの説明を受けました。厳しい財政事情の中でスタートしていく第3セクターの事業については、全国ほとんどの第3セクターが累積赤字を重ね、問題が指摘される中でのスタートであり、オリべストリートの華柳、地域整備公団の製販一体型施設についても厳しいチェックが必要であるとの認識をますます強くするものですが、介護保険制度に対するオンブズパーソン的な機関の設置、開かれた学校づくりに向けての学校開放事業、将来の市営住宅のあり方を決めていくための住宅マスタープラン策定のための事業費、ごみ焼却場、分別のための準備そして多治見中学校建設費など、必要あるいは評価すべきものも多くあり、これに賛成をするものです。 ただ、学校建設については中身も大切であり、教師の質、授業の内容をこそ充実させるべきこと、また、ほかの学校の古い校舎については、トイレなど壊れたままであることも聞いており、配慮が必要であることも訴え、賛成の討論とさせていただきます。(拍手)           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、23番 二和田美枝子君。    〔23番 二和田美枝子君登壇〕(拍手) ◆23番(二和田美枝子君) 日本共産党を代表いたしまして、議第59号 多治見市中小企業小口融資条例の一部改正に反対の討論を行います。 議会事務局発行の市政概要に、中小企業小口融資制度の融資対象者の条件が3つ書かれております。その1つは、市内に居住する中小企業者で、従業員20人以下の個人、法人、2つ目に、中小企業信用保証法施行令に規定する業種を行うもの、3つ目に、申し込み前1年間に市民税、所得税、法人の場合は法人税割、個人の場合は所得割の課税があり、これを完納しているものです。 20人以下の商工業の事業所数は、統計によれば市内業者の約9割を超えています。いかに本市が中小事業者に支えられている町かがおわかりになると思います。この不況で業者の方々は、苦しい時期を乗り切ろうと今必死で頑張っております。そして、運転資金や設備資金さえあればと悩んだ末、高利の金融商品に手を出し、不況に追い打ちをかけられている方々がいることを御存じでしょうか。 このたび、小口融資要件に、市税、国民健康保険料、国民年金保険料、市営住宅使用料、水道料金、下水道使用料、下水道事業受益者負担金及びし尿処理手数料を滞納していない者の字句がここに並ぶことになるというこの議案で、本市の収入を一体どれだけ上げようというのでしょう。 本来、国保、年金、市営住宅使用料、下水道やし尿処理などの使用料が滞納になれば、それぞれの所管で解決されるべきであります。小規模業者は信用力に乏しいという理由で、金融機関からの融資を受けにくく、全国の中小業者が長年にわたって無担保、無保証人の小口融資を要求し実現してきたという経緯があります。それは業者の方々の命がけの要求だということでもあります。 1964年、高度経済成長政策の矛盾が表面化し、日本経済が深刻な不況に陥ったときのことです。倒産が相次ぎ、各地で自殺者が出るという痛ましさでした。政府はその対策として、65年3月、中小企業信用保険法を改正し、特別小口保険制度を実施することになったのです。これで、小規模の商工業者の融資について、地方自治体が担保と保証人がなくても融資するということに道を開いたのが始まりです。今また厳しい時代ではありますが、少しでも自治体が業者の方々の気持ちになった支援をしていこうという姿勢が、市内の業者の皆さんの励ましになるのではないでしょうか。要件の緩和や借り入れを受けたい人が借りやすい仕組みにすることこそ、景気回復への第一歩であります。 よって、保険料、使用料等の滞納をつけ加えることは何としてもやめるべきであることを発言し、議第59号への反対の討論といたします。議員の皆様の御賛同を心からお願いを申し上げます。(拍手) ○議長(水野忠勝君) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) これをもって討論を終結いたします。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) それでは、これより採決を行います。 最初に、議第57号 多治見市介護認定審査会の委員の定数等を定める条例を制定するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、議第58号 多治見市職員退職金支給条例の一部を改正する条例等の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、議第59号 多治見市中小企業小口融資条例の一部を改正するについては、起立により採決をいたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(水野忠勝君) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、議第60号 多治見市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、議第61号 多治見市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、議第62号 平成11年度多治見市一般会計補正予算(第2号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、議第63号 平成11年度多治見市南姫財産区事業特別会計補正予算(第1号)は原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、議第64号 平成11年度多治見市下水道事業特別会計補正予算(第1号)は原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、議第65号 平成11年度多治見市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)は原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、議第66号 平成11年度多治見市水道事業会計補正予算(第1号)は原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、議第67号 平成11年度多治見市病院事業会計補正予算(第1号)は原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、議第68号 土地及び建物の減額譲渡については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           --------------------- △第15 議第69号から第16 議第70号まで ○議長(水野忠勝君) 次に、日程第15、議第69号から日程第16、議第70号までを一括議題といたします。 提出議案に対する市長の説明を求めます。 市長 西寺雅也君。   〔市長 西寺雅也君登壇〕 ◎市長(西寺雅也君) 追加提案させていただきます2議案は、いずれも人事案件でございますが、まず、議第69号の多治見市監査委員の選任につきましては、本市監査委員、石垣智康氏の任期が7月25日に満了いたしますので、石垣智康氏を監査委員に再度選任いたしたいと存じますので、御同意いただきますよう、よろしくお願いいたします。 続きまして、議第70号は多治見市公平委員会委員の選任についてでございますが、本市公平委員会委員、川地七郎氏の任期が7月29日に満了いたします。したがいまして、川地七郎氏を引き続き公平委員会委員に選任いたしたいと存じますので、本案につきましても御同意いただきますようにお願いを申し上げます。 以上でございます。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) これより質疑を行います。 最初に、議第69号 多治見市監査委員の選任について質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 次に、議第70号 多治見市公平委員会委員の選任について、質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) これをもって質疑を終結いたします。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議第69号及び議第70号については、会議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、議第69号及び議第70号は、委員会の付託を省略することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) それでは、討論を行います。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) これをもって討論を終結いたします。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) それでは、これより採決を行います。 最初に、議第69号 多治見市監査委員の選任については、同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、議第70号 多治見市公平委員会委員の選任については、同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。           --------------------- △第17 議第71号 多治見市農業委員会委員の推薦について ○議長(水野忠勝君) 次に、日程第17、議第71号 多治見市農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。 16番 市原博嗣君に申し上げます。本案は地方自治法第 117条の規定に抵触いたしますので、あなたの退席を求めます。   〔除斥議員 市原博嗣君退席〕 ○議長(水野忠勝君) 本案について、提案説明を申し上げます。 本市農業委員会委員は、平成11年7月19日をもって任期満了となりますので、選任による本市農業委員会委員として、農業委員会等に関する法律第17条第2項の規定により、学識経験を有する者5名以内を推薦することになっており、本日御議決いただくように提案した次第であります。 4名の方々は、それぞれ農業委員として学識経験とも豊かで、適任者として推薦するものであります。 以上をもって提案説明を終わります。 これより質疑を行います。本案について、質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) これをもって質疑を終結いたします。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) お諮りいたします。ただいま議題となっております、議第71号 多治見市農業委員会委員の推薦については、会議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、議第71号は委員会の付託を省略することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) それでは、討論を行います。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) これをもって討論を終結いたします。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) これより採決を行います。 議第71号 多治見市農業委員会委員の推薦については、推薦することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は推薦することに決しました。 16番 市原博嗣君の除斥を解きます。   〔除斥議員 市原博嗣君着席〕           --------------------- △第18 発議第10号から第19 発議第11号まで ○議長(水野忠勝君) この際、日程第18、発議第10号から、日程第19、発議第11号までを一括議題といたします。 提出議案に対する発議議員の説明を求めます。 22番 春田富生君。   〔22番 春田富生君登壇〕(拍手) ◆22番(春田富生君) それでは、発議第10号 「食料・農業・農村基本法」及び関連施策に関する意見反映の意見書について、提案の説明をさせていただきます。 国際的には、人口の爆発的増加や食料生産の制約要因の拡大という受給の逼迫見通しと地球環境の悪化、また国内的には農業従事者の高齢化、後継者難、農村の過疎化が進む中、国民が安心できる食料供給と持続可能な農業、農村社会の建設に向けた施策の推進とそのための国民世論の喚起が必要となっています。 こうした中、政府は食料・農業・農村基本法の制定を決めました。また、関連して食糧需給率の目標の設定、中山間地域等への直接所得補償の内容、株式会社の農業参入要件等について検討しています。 つきましては、国民合意の食料・農業・農村基本法と関連施策が下記事項を反映したものとなるよう、地方自治法第99条第2項の規定により、意見書を提出します。 1、食料自給率と主要な農畜産物の生産及びこれに必要な農地面積の目標を明示すること。当面カロリーベースの食料自給率50%を目標とすること。そのため、国の責任を明確にすること。 2、食料の検査体制や品質表示政策を充実し、安全性を確立すること。特に、原産地表示の拡大、遺伝子組み換え食品の表示、有機農産物の認証・表示制度を早急に確立すること。また、環境保全型農業など、安全な食料生産についての研究と普及を図るとともに、減収補償等の支援措置を行うこと。 3、家族農業を基本とした専業・兼業を含めた集落営農など多様な営農形態を支援すること。また、農業生産法人の要件緩和については、事業・構成員の拡大範囲、株式の譲渡などに厳しい制限を設け、安易な要件緩和を行わないこと。 4、農家の経営安定のため、所得補償政策を導入すること。特に市場価格導入に伴う農産物価格の暴落に対する所得補償と政府買い入れなどの対策を図ること。 5、中山間地域や遠隔地などの条件不利地域での生産活動の維持や、定住化促進、平地も含めた環境保全型農業などによる環境や国土の保全、景観維持の取り組みに対して直接所得補償を行うこと。制度の導入に際しては、自治体の自主性を生かした取り組みへの一括交付金方式とし、制度の透明化を図ること。 平成11年6月24日                               多治見市議会。 送付先は、内閣総理大臣、外務大臣、大蔵大臣、農林水産大臣、通商産業大臣、自治大臣あてであります。 以上、よろしくお願いを申し上げます。(拍手)           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、23番 二和田美枝子君。    〔23番 二和田美枝子君登壇〕(拍手) ◆23番(二和田美枝子君) では、新ガイドライン関連法に関する意見書の提案をさせていただきます。 5月24日、国会で可決・成立した新たな日米防衛協力のためのガイドラインに基づく「周辺事態措置法」は、地方公共団体が管理する施設の利用、人員や物資の輸送、給水、公立病院への患者の受け入れについて、国が地方公共団体に協力を求めることを規定するものである。これによって、関係する地方公共団体の住民は公共施設や民間施設の利用などについて制限をされる事になる。 特に重大な事は、「米軍の艦船、航空機(民間調達を含む)の国内港湾、空港の優先使用等」と「等」が入っており、その範囲が拡大される恐れもある。 多治見市は「平和都市宣言」をおこない、種々の平和活動への支援をはじめ、その維持活動をすすめているが、本議会としても本法が市民生活や地域経済活動に影響を及ぼす可能性のあることを懸念するものである。 よって、政府におかれましては、日本国憲法の非戦の精神を遵守し、自治体及び民間の立場を十分理解、尊重され、一方的に地方自治体に役割を強制する事のないよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 平成11年6月24日                               多治見市議会 内閣総理大願、外務大臣、自治大臣、防衛庁長官あてでございます。 よろしくお願いいたします。(拍手)           --------------------- ○議長(水野忠勝君) これより質疑を行います。 最初に、発議第10号 「食料・農業・農村基本法」及び関連施策に関する意見反映の意見書の提出について、質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 次に、発議第11号 新ガイドライン関連法に関する意見書の提出について、質疑ありませんか。 15番 中道育夫君。 ◆15番(中道育夫君) 発議者にお伺いいたします。 このたびの新ガイドラインは3法になる法律でありますけれども、基本的にこの3法に賛成の立場から、この意見書をお出しになっているのかどうかをお伺いいたします。 ○議長(水野忠勝君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) 日本共産党といたしましては、3法に対して反対の立場をとっております。ただ、自民党、公明党、民主党が可決はいたしましたが、民主党が周辺事態法案に反対で、ほかのものには賛成したというふうに聞いております。 ○議長(水野忠勝君) 28番 三宅 昇君。 ◆28番(三宅昇君) 2点、お尋ねいたします。簡単です。 1つは、私たちは、前にあなたの方からいただきました意見書(案)を、それで出てくると思っておったんですが、ちょっと今日ここに出てきたら違っておったわけです。 ちょっと聞きますがね、この前からいただいておりました意見書(案)の中に、「干渉戦争、先制攻撃の戦争への日本の不法な参加などを行うことのないよう」という文章の一部がありましたが、今回そういった文面が抜けておりますが、いつ、こういうふうになったんですか。また、どういう思いでこれを削られましたか、ちょっとお答えができたら答えてください。 それからもう1つは、共産党とされまして、これは我々地方議員も関心を持っておる日本の防衛政策の根幹をなすものだと思っておりますもので伺うわけですが、日米安保条約自体、また自衛隊の存在、これを共産党としては認めていらっしゃるかどうか、そういうことを、まずお尋ねいたします。よろしく。 ○議長(水野忠勝君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) お答えいたします。 1つ目の部分でありますが、これに関しましては、この意見書を提案するに当たりまして、4名以上の賛成者が要るということで、話し合いをいたしました結果、こういう文章に変わることになりました。 もう1つ目の安保問題でありますが、日本共産党としては、これに対しては反対の立場をとっております。安保条約が以前は、日本を守るという言葉が入っておったわけですけれども、今度の安保の見直しでは、日本を守るという言葉が一切入らないということで、ますます、一層ひどくなったというふうに理解をしておりますが、国民主権の今の日本の憲法でありますので、今後、国民的な議論をしながら、これについては考えていくべきではないかという方針を持っておりますので、よろしくお願いいたします。 自衛隊については、根本的というか、将来的には武器とかそういうものを持たない国を目指しておりますので、自衛隊を持たなくてもよい国になるのが、より一層ベターではないかと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(水野忠勝君) 28番 三宅 昇君。 ◆28番(三宅昇君) いや、これね、これからのことというよりも、今現在、共産党の政策として、日米安全保障条約と自衛隊そのものを是認してみえるかどうかということを、簡単に答えてもらえんかね。今のはちょっとわからなかったんですわ。 ○議長(水野忠勝君) 23番 二和田美枝子君。 ◆23番(二和田美枝子君) ただいまもお話しいたしましたように、武器を持たない国をつくっていくということが目標でありますので、よろしくお願いいたします。   〔発言する者あり〕 ◆23番(二和田美枝子君) だから、将来的に国民的論議を深めながらやっていくという方向を持っておりますので、今ここで私が一市会議員として誤解を招くようなことになりますので、控えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(水野忠勝君) これをもって質疑を終結いたします。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第10号及び発議第11号については、会議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、発議第10号及び発議第11号は委員会の付託を省略することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) それでは、これより討論を行います。討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 28番 三宅 昇君。   〔28番 三宅 昇君登壇〕(拍手) ◆28番(三宅昇君) 私は、発議第11号 新ガイドライン関連法に関する意見書に反対の討論を行います。 去る5月24日、日米防衛協力のための指針いわゆるガイドライン関連法が成立いたしました。周辺事態の際の対米支援の内容を定めた周辺事態法、在外邦人救出に自衛隊の艦船使用を認める改正自衛隊法、平時を想定した日米物品役務相互提供協定の改定からなるガイドライン関連法です。 私ども公明党は、戦後我が国は平和憲法と日米安保条約のもとで平和と安全を享受し、目覚ましい経済の繁栄を遂げてきました。今後、21世紀を見据えた我が国の平和戦略としては、アジア・太平洋地域における現実を直視し、それを我が国の外交方針に反映させた上で、国連が標榜する平和への努力と日米安保条約の効果的な運用によって支えられる平和への対話と抑止政策を堅持すべきであるとの考えに立っております。 この基本的な考え方に立ちまして、今回のガイドライン関連法に賛成いたしております。賛成理由の骨子は次のとおりであります。 第1に、冷戦後の日米同盟の信頼性を強化するための具体的措置であること。 第2に、法によってとられる措置が日米安保条約の枠内であること。 第3に、自衛隊の後方地域支援への出動の可否が原則として国会の事前承認とされたことにより、シビリアンコントロールが徹底されたこと。 第4に、対応措置終了後に結果を国会に報告する規定が盛り込まれていること。 第5に、周辺事態概念が政府統一見解として類型化されて明確化したこと。 第6に、地方公共団体や民間に求める協力の内容がマニュアルの作成、影響が法施行までに示されることで明確となることなどでございます。 したがいまして、平和への現実的行動の規範を定め、戦争・紛争抑止のためのものであります。 平和憲法の精神をアジア地域そして世界の現実の状況を踏まえて、いかに具現化していくかということこそ大切ではないでしょうか。何もやらずに、ただ批判しているだけで平和は築けないのであります。ましてや、日米安全保障条約自体を否定しておられるような立場の側からの意見書に賛同できるはずもありません。 以上、当意見書に反対の意見といたします。(拍手)           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、12番 井上あけみ君。    〔12番 井上あけみ君登壇〕(拍手) ◆12番(井上あけみ君) 私は、発議第11号の意見書提出について、賛成の討論を行います。 この5月24日、まことに残念なことではありますが、周辺事態措置法が自民、自由、公明の3党の賛成によって可決、成立をいたしました。97年の9月に調印された日米新ガイドラインをジャパンタイムズは「WARマニュアル」--戦争の手引きと紹介しておりますが、これに関連した周辺事態法案の共同提案者である自由党の小沢党首も、ガイドラインとは戦争に参加する話だと語ったと聞いています。 内容は、つまり、周辺での事態が生じたと判断した場合、日本は国を挙げてアメリカの戦争を支援するというものです。また、その折の自衛隊出動は国会の承認を必要とするとはしているものの、緊急時は事後承認でよいということであり、大半は事後のおそれがあると指摘されています。 さらに、後方地域と限定されていても、ミサイルなどを駆使する現代の戦争では、絶対に安全と言い切れる後方地域は存在しないという見方が有力とのことです。そして、アジアにおける周辺事態の際に、相手国が後方部隊であり、後方出撃基地である日本を攻撃しないという保証はなく、そのような事態になれば日本を全面的な戦争に引き込まないという保証がどこにあるでしょうか。 が、今回提案されました意見書は、あくまでも同法の中の自治体や民間への協力要請が定められていることに対する懸念の表明であります。従わないときの罰則規定は明記されてはいませんが、有無を言わさぬものがあり、お隣の愛知県議会でも、また静岡県議会、京都府議会など、全国 200以上の自治体でも、危惧や反対を表明する意見書が可決されています。 多治見市でも、昨年の6月のガイドラインに関する一般質問の答弁の中で、西寺市長も「自治体が渦中に巻き込まれることが予想される。自治体の責務と相入れない」との見解を示しております。 中央の事情がどうであれ、私たち多治見市議会は、多治見市民の代表として住民の生活や地域の経済活動に少なからず影響を与える同法の適用については、慎重にするよう配慮を求めるのは当然のことではないでしょうか。 どうか、1人でも多くの方が本意見書に賛同をいただけますよう、心からお願いを申し上げまして、私の賛成の討論とさせていただきます。(拍手) ○議長(水野忠勝君) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) これをもって討論を終結いたします。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) それでは、これより採決を行います。 最初に、発議第10号 「食料・農業・農村基本法」及び関連施策に関する意見反映の意見書の提出については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(水野忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           --------------------- ○議長(水野忠勝君) 次に、発議第11号 新ガイドライン関連法に関する意見書の提出については、起立により採決をいたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(水野忠勝君) 起立少数であります。よって、本案は否決することに決しました。           ---------------------
    ○議長(水野忠勝君) 次に、議会運営委員会より、管外行政視察調査の要求書が提出されておりますので、お手元に配付いたしました所管事項調査付託表のとおり、閉会中の行政視察調査を付託いたします。           --------------------- △閉会 ○議長(水野忠勝君) 以上をもって、今期定例会に付議されました事件はすべて議了いたしました。 本日の会議はこれをもって閉じ、平成11年第3回多治見市議会定例会を閉会いたします。   午前11時44分閉会           --------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  平成11年6月24日               多治見市議会議長  水野忠勝               多治見市議会議員  水野由之               多治見市議会議員  中山勝子...